鎖に縛られた自分を解放する【セルフコーチング】

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コーチングを学び始めたばかりの人
「自分は大した能力もないし、周りからの評価もそんなに高くない。コーチングを学んだとしても大きく変われるかわからない。本当にこんな自分が変われるのだろうか。」

こんな疑問を持っていませんか。

実は我々には能力がたくさん眠っています。
能力があるにも関わらず、なぜないと思い込んでしまったのか。その思い込みが形成されてしまったカラクリと、自分の能力を制限するその思い込みから抜け出す方法「鎖に縛られた自分を解放する」方法について紹介します。

本記事を動画で見たい場合はこちらをチェックしてみて下さい⬇️

①「鎖に縛られた像」になっていないか?

本記事では「鎖に縛られた自分を解放する」というテーマでお話をしてみたいと思います。

よく聞く例え話をします。サーカスで人間と一緒に芸をする象の話です。

その像は大人なので、体も大きく、すごい力があります。
ですが、サーカスの裏の小屋の所で鎖に縛られています。
どう見てもその大きな像が力を出せばその杭は抜けそうだし、鎖も切れそうです。
そんな細い鎖で繋がれているのに、なぜ象は逃げないのでしょうか。

実はその象は生まれた時から、本当に小さい子供の頃から鎖に縛られていました。
子供の頃は力がないから、鎖が切れないし、杭も抜けません。

像もそれがわかっているので、小さい頃から鎖に繋がれて育てられると、大人の象になり力もすでにあるのに「自分にはこの鎖は切れないし杭も抜けない」というマインドになっているのです。

だから、その大きな力の強い象は、傍から見たら「切れそうな細い鎖と、抜こうと思えば抜けるような杭につながれている状態」でも逃げないのです。

これは象の話というよりは、このようなエピソードから人間もそうなっていないか?我々も実は見えない鎖に縛られていないか?という話です。

我々も本当は能力があるのに、例えば、

「この範囲内で仕事しなさい」
「この範囲内でやっておけばいい」
「あなたはこのくらいのレベルだから」

という風に言われ、洗脳されてきています。

本当は能力がたっぷりあって色々な活躍ができるのです。
ですが、「あなたはこのくらいだから、このくらいにしておきなさいよ」という事を受け入れてしまっているのです。

そのような中で生活をしてきているので、「なかなか現状から抜け出せないな」と言って、元々能力がある事にも気づかない。先ほどの大人の象と同じく、「能力がある」「力がある」という事に自分でも気づかないのです。

自分にはできないと諦めてしまっているという事と、能力があるということがスコトーマに隠れて気づかないのです。

このように我々、社会人、大人も、実はそういう風に生活していませんかという事です。

自身の活動フィールドを限定する見えない鎖

学校教育の一つの弊害かもしれませんが、例えば、いつもクラスで中くらいの成績だとすると「どこに行っても中くらいの成績」というセルフイメージがついてしまうのです。

これが我々の見えない鎖となり、自分の活動フィールドを制限します。

「自分はそんな突飛な事はしないし、できない。」
「今まで中くらいできたんだから、中くらいの人生を歩んでいくに違いない。」

そう思って、見えない鎖の中で生活をし、見えない鎖の中の人生を歩んでいませんか。

このコーチング理論で、苫米地博士が「現状の外側のゴール設定」について、非常に重要なポイントについて話をしてくれています。

ゴール設定をする時には、ゴールの達成方法は全く分からないくらい高い方がいい。
そうする事により、脳はどんどんクリエイティビティを発揮して達成方法を見つけていく。
そして、そのプロセスの中で能力が引き出されていくということです。

その中で言うと、まず「自分が見えない鎖に縛られている」という状況を認識する事はすごく重要です。

「力があるけど発揮できてない感覚」は皆さんの中にあると思います。
「もっと自分はできるんだけどな」と思う事があると思います。

実際できるんだけれど、それを発揮する場所がないから「自分はできないんだ」と思い込まされている。
そういった洗脳状態であるという事を、まず確信する事です。

②我々の行動を規定するブリーフシステム

そして、そういう風になってきた経緯は何だろう?という事を、もう一回振り返ってみたいと思います。

これは、いわゆるブリーフシステム(信念の塊)というものです。

例えば我々が、日々この瞬間に判断したり選択したりする時に、
「AかBか」と言われたら必ず「Aだ」と選択する。そういう自分ルールが決まっているのです。

まるで自分の中に法律があるかのように、自分のルール集があるわけです。国家でいうと法律みたいなものです。自分の中にあるルールは法律ではありませんが、これが自分の行動を規定しています。

こういう時はこういう行動をとる。
こういう状況ではこういう行動をしない。
やるならこれをやる。
AかBか選ぶなら、必ずBを選ぶ。

こういったことが、もう自分ルールとして決まっているのです。

では、これらのルールを決める基準はどこから来たのでしょうか。

ルー・タイス氏も苫米地博士も「ブリーフシステムは信念の塊」という表現をしています。
この信念の塊、判断基準は、どこから来たのかを紐解いてみましょう。

こうしてブリーフシステムは形成される

我々は生まれてから、「影響力のある大人」から言われた言葉を受け入れる事により、その信念の塊、ルール集、判断基準や行動基準などの様々な基準や、細かいルールが出来上がっているのです。

ここは皆さんもなんとなく分かるかもしれません。

一番影響のある大人と言えば、やはり両親です。
お父さん・お母さんが言ったこと、何気ない行動、習慣、これがそのまま身についています。

子供たちに「将来なりたい職業は何?」というと、中学生ぐらいだと「安定しているから公務員」といった言葉が出てくるそうです。

小学校ぐらいでも大人の会話は聞き取れる。それだけでなく意味もわかるし、大人が言ってる価値基準がどんどん入ってきます。

身近で言うと、お父さん・お母さん。そして学校に行くと、学校の先生が言う言葉が、自分にとってすごい影響力を与えるという事です。

ただし、「聞いただけ」では、自分のブリーフシステムには入りません。
聞いて、そして自分がそれを「受け入れて」初めてブリーフシステムになるのです。

意識的にブリーフシステムを書き換える方法

これを確認すると、「じゃあ自分で作れるんだ」という事もここで理解できます。

我々が子供から大人になっていく成長の過程で、外側から言われた言葉で「自分が受け入れたもの」が、信念の塊としてブリーフシステムという基準を作っていくのです。

ということは、自分が外側から言われた言葉を受け入れずに、「いや、ここの部分はこう考える。だから、こういうブリーフシステムにしよう」と意識的にコントロールして書き換える事ができるのです。この部分をぜひ理解して頂きたいと思います。

コーチング理論を学んで実践していくと、こういったカラクリがわかることは素晴らしいことです。

脳の仕組みがだんだん分かってくる中で、我々の日々の行動の指針となるルール集・信念の塊・基準というものが、「こうやって形成されてきたんだ」という事が分かるだけではなくて、「それをコントロールする事ができるんだ」という事も理解できるわけです。

是非、自分でコントロールして「自分の人生を、未来志向で切り開く。そのためのブリーフシステムに書き換える」という事を、このコーチングを活用して実践してみて下さい。そういう人生に切り替えていって欲しいと思います。

コーチング理論を学び実践する際の注意ポイント

このブログ等で一貫してお伝えしているコーチング理論、そして実践方法についてはあるポイントがあります。

それは、

「いや、それはコーチングを学んでる人の話だよね」
「認定コーチだから出来るんじゃないの?」
「青山さんはマスターコーチだから出来るんだよね」

という風に思わないで頂きたいということです。

皆さんそれぞれが自分事として、自分の話として聞いていただき、そして活用して頂きたいのです。そうでないと発信している意味がありません。
もちろん押し付けるつもりはないので、これはコーチングを「必要としている方」限定の話になります。

一人でも多くの方にこのコーチング理論を届けて、「これいいな」と思って頂いた方には徹底的に学んで実践して頂きたいと思っています。そして、思いっきり未来を変えて頂きたいのです。

現状に課題があるのであればそれを乗り越えてほしいし、苦しい状況に追い込まれているのであればそれをどんどん解決してほしい。自分自身も、そういう思いで活動をしています。

「人の話」ではなく「自分にどう取り入れるのか」。
是非、自分事としての視点で、この話も、これからの話も聞いて頂きたいのです。

③ セルフイメージを守るためのドリームキラー対策

さて、という事で、ブリーフシステムの出来上がった過程がこれでわかりました。

我々のブリーフシステムは、子供の頃から(物心ついた時から、と言っていいと思うのですが)大人になる過程で「周りの人から言われた言葉」を「自分が受け入れた」事によって出来上がっています。

そしてその中で、大切な「セルフイメージ」も作られるわけです。

セルフイメージとは「自分とはこういう人間である」というものです。

「あなたはいつも忘れっぽいから気をつけなさい」と言われ続けたら、「あ、自分は忘れっぽい人間なんだな」となります。
「あなたは本番に弱いから本番は気をつけなさいね」と毎日言われたら、「自分は本番に弱いんだな」と思ってしまうのです。

そして、結果として「そういう自分」が作られてしまうという事です。

外部から言われた言葉で、セルフイメージもしくはエフィカシーを下げる方向性の言葉は、とにかくこれから全部シャットアウトして頂きたいのです。

「ドリームキラーの言う事は全部シャットアウトする」という事です。

ただし厄介なのは、実は一番近い所にいる、日頃ドリームサポーターのはずの家族がセルフイメージを引き下げてくることがあるのです。

例えば、お父さんやお母さんだったり、兄弟だったり、結婚をされてるなら奥さんや旦那さんがドリームキラーとなることがあるのです。

「あなたのことをいつも心配している」というていで、

「あなたはこういうことに気をつけましょうね」
「君はこういう所を気をつけたほうがいいよ」

といってセルフイメージやエフィカシーを引き下げてくるのです。

相手はドリームキラーになっているという自覚はありません。ですが実際はドリームキラー的に引き下げてくるのです。

その言葉を「決して受け入れない」「シャットアウトする」という風に、コントロールして頂きたいのです。ここがポイントになると思います。

自分の中のブリーフシステムは、自分のルール集。
だから自分が作っていると思っていたら、実は他人から言われたことの集大成だった、という事をお話しました。これは気をつけなくてはならないことですよね。

特に自分を引き下げるドリームキラー的な言葉は、絶対自分の中にとどめてはいけません。繰り返しになりますが、スルーする、聞き流す。これをぜひやってみて頂きたいと思います。

「ブリーフシステムが外側から言われた言葉で成り立っている」という事が理解できたとしたら、やるべき事は一つです。

それは、

「それで本当にいいのか?」

「言われている事や大量の情報が流れてくるが、本当なのか?」

「自分のこと言われているけど本当に自分はこういう人間なのか?」

と意識に上げることです。

その上で、「あなたはこういうタイプだから」と勝手に押し付けてくる人がいたら、スルーする。

自分はこうじゃない。もっとこういう事ができる。こういう事をやって行くんだ。という風に自分で書き換えていく作業を意識的にやっていくことです。

それを日々のワーク、ワークというよりは習慣にして頂きたいなと思います。

ドリームキラーとはコミュニケーションを取らない方がいい、と私は考えます。
あまりにもネガティブなことばかり言う人と一緒にいると疲れてしまいますし、そういう人に「コーチングがいいよ」と言っても、だいたい届きません。なるべく距離を置いた方がいいと思います。

自分がポジティブにロックオンするのであれば、「ポジティブな事で楽しめる仲間と一緒にいるコンフォートゾーン」を自分で作っていく事になります。

できればネガティブな事をずっと吐き続ける人も、コーチングに触れて頂いてポジティブが良いよねと書き換わって頂くのがいいのですが、それはもしかしたら余計なお節介になってしまうかもしれません。

その人にとっては、その生き方がいいとか悪いとかではなく「そういう人生を選んでいる」のです。

「もっとポジティブになった方がいいよ」というと価値観の押し付けになってしまうのです。

それは本人が気付くまでは、自分はそっとしておきます。
余計なお節介しない、価値観の押し付けはしない。自分はそうやってきました。皆さんもそういうスタンスでいいのかなと思います。

「人を変えよう」「人のブリーフシステムを変えよう」というのは、まさに他者に対する洗脳ですから、これは我々はやりません。

自分が「なりたい自分」になっていくために、このコーチング理論を使うのです。

少なくとも「自分たちが周りから刷り込まれた価値基準で洗脳されている状態である」という事をまず理解する。そして、実は能力がたっぷり眠っているのだという事をもう1回確認してほしいのです。

能力は絶対に眠っています。

色々な領域にたくさんの能力が眠っていて、それをどう引き出すか。
もし、能力を引き出す方向性で話しかけてくれる人が周りにいたとしたら、それはすごくラッキーでしょう。そういう恩師に出会っている方はすごくラッキーです。

自分の将来の可能性を、中学生・高校生の時から「君はできるよ」「絶対将来すごいことやっていく人物になると思う」と言われ、そしてどんどん自分の能力が引き出されている方がいるとしたら、そういう恩師を本当に大切にしなきゃいけないでしょう。

そういう恩師を見つけていったり、そういう方が居たら徹底的にコミュニケーションをうまくとっていく事です。

④ ピグマリオン効果から学ぶ能力の引き出し方

「ピグマリオン効果」という用語を聞いた事があると思いますが、少し解説したいと思います。

もともとはギリシャ神話に出てくるピグマリオンという彫刻家の話がピグマリオン効果の元になる話です。ギリシャ神話の中で言うと、彫刻家が自分で掘った女性の彫刻をすごく好きになってしまって、強い思いから彫刻が生身の人間に変わっていくというストーリーです。詳しくは検索してみて頂ければと思います。

アメリカの、ロバート・ローゼンタールという科学者の名前から「ローゼンタール効果」とも言われますが、一般的には「ピグマリオン効果」として有名です。

このピグマリオン効果というのは、教育心理学の中でよく学ばれる内容です。

1964年、サンフランシスコの小学校である実験が行われました。

「小学校の生徒たちに能力テストを受けさせる」という建て付けで、知能テストを行い、その結果から将来どんどん成績が上がってくる優秀な子供達と、そうではない普通の子供達がいると、先生には説明しました。

先生は「今後、数ヶ月間に成績がどんどん上がっていく」という子供たちの名簿、そして「そうではない普通の子」の名簿を見て、「成績が数ヶ月でどんどん上がっていく子供達」に対しては、「この子達は優秀なんだ」と思いならがら接します。
一方で「そうではない普通の子」には普通の接し方をします。

結果として、どういうことが起きたかというと、実際その数ヶ月間で「成績がどんどん上がっていく子達」は、どんどん成績が伸びたという事です。

でも実は種明かしをすると、その学習能力予測テストというものは、実際には何の意味もなく、単に無作為に子供の名前を抽出した名簿を先生に見せて、そう思い込ませたという事だったのです。

「先生が期待値をもって接すると、その子供達の成績上がった」という実験の結果として、ピグマリオン効果と言われています。

実は色々ツッコミや批判もあるのですが、一般的にはギリシャ神話の彫刻家の話に戻ればいいと思います。
自分が彫った彫刻をすごく好きになり、「人間になってほしいな」って思っていると本当に人間になりましたということです。

例えば、これは子供に対してもそうなのですが、大人でも一緒だと思うのです。

コーチング的に言うと、コーチがクライアントに対して「すごい天才が来た」「もう何でも世界一になるぞ」と、そういう感覚で接すると、本当にどんどん伸びていく。この事が、教育心理学で行われた1964年の実験から言われているのです。

このピグマリオン効果というのを、どう評価するかというのは色々あると思います。我々としてはこういう効果がある事を前提に、クライアントに対して徹底的に、「能力がある(もちろん実際あるわけです)」「それを将来開花する」「とんでもない結果をどんどん出していくぞ」という接し方をすると、実際そういう能力が引き出されるのです。

実際「能力がある」という事が前提です。
全員が色々な所に能力あるのですが、それが全部フタされている状態なのです。

それを開くためのヒントは「Want to」です。「Want toで徹底的にやり続ける」という事です。
(want tについてはまた別の記事で詳しく書きます)

実際に、ただ褒めるだけではなく、そういう風に思ってくれている先生やコーチがいれば、どんどん能力が引き出されるという事です。

そういう事が組み合わさって、未来が思いっきり変わってきます。

その前提としては、

・我々は能力はあるけれど、全部抑え込んでしまっている。
・象のように力があって鎖は切れるし杭は抜ける。
・でも「自分はそういう事はできない、力もない」と思い込まされている洗脳状態である

という事です。

なぜそのような状態になっているか、そのカラクリはすでにお話した通りです。
「鎖に縛られた自分を解放する」ためにも「ブリーフシステムをどんどん書き換える側」になっていきましょう。

自分がこれから言われる言葉、自分に対する評価が、もし引き下げられるような言葉だったら、それを受け入れないこと。

それは全て自分の中でドリームキラーとして処理すること。「そうではない自分だ」という事を確信してエフィカシーを高めていくこと。こういった事をぜひ今後もやってみてください。

おすすめの実践ワーク

これまでの話を通してやっていただきたいワークがあります。
それは、この話を聞いた上で新しい気づき、新しい学びは何か、そして未来志向で今後やりたくなった事をアウトプットしてみて下さい。
全体を通しての感想でも大丈夫です。

手元のメモに書き出してみてもいいですし、冒頭に掲載しているYoutube動画のコメント欄にコメントをしていただくのもおすすめです。

基本的にはポジティブな内容でアウトプットして頂ければと思います。

アウトプットの重要性については下記の記事も是非読んでみて下さい⬇️

今回は以上となります。

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