
コーチングを受けたいと考えているスポーツ選手
「スポーツ選手として日本代表を目指しているが、どんなコーチを選べばいいのかわからない。何を基準にコーチを選ぶのが良いか教えて欲しい。どんな効果が期待出来るのだろうか。実績も知りたいなぁ。」
そんな相談、悩みにお答えします。
この記事を書いている筆者は、
・プロのコーチとして10年以上活動しています。
・企業経営者、医師、弁護士、一般社会人へのコーチングを多数実績があります。
・オリンピック選手などトップアスリートへコーチングも多数経験しています。
・中学高校・大学へのコーチング講義を定期的に実施しています。
・現在、マスターコーチとして認定コーチ養成講座を開催しています。
スポーツのコーチを選ぶ時の注意点7つのポイント
①マインドに関する知識・スキルが十分であること(豊富な知識と実践スキルを持っている)
コーチ本人がどのようなレベルの知識・スキル体系を持っているかが大切なチェックポイントになると考えます。
コーチという職業が国家資格でないために、今日からコーチですと名乗ることが出来るので、しっかりとチェックする必要があります。
②豊富な実績・実践者であること(オリンピック選手、トップアスリートの実績)
次に、コーチの実績を確認することも大切です。
コーチングは守秘義務契約を結ぶことが多いので、全ての実績、事例が公開されるわけではありませんが、コーチ本人に直接確認すると、具体的な選手名は公開出来なくても、その一部は教えてくれるはずです。
例えば、オリンピック選手へのコーチングの実績があるかどうか、日本代表クラスのトップアスリートへのコーチングの実績があるかどうか、親しくしているアスリートとの関係は公開される場合もありますので、是非、積極的に教えてもらいましょう。
もちろん、コーチ本人の実績ではなくても、そのコーチが所属する組織が公開している実績も参考にすると良いでしょう。
また、コーチ自身がコーチングを実践して日々変化し続けているかどうかもチェックしましょう。
③資格を取得していること(一定期間以上の歴史がある組織から資格を取得していること)
コーチが資格を取得しているかどうかは要チェックです。
その資格取得のためのカリキュラムや講座受講期間、基準が明確になっているか、資格取得後のフォロー体制なども確認すると良いでしょう。
また、その資格を発行している組織がどのような体制で、どれくらいの活動の歴史があるかというところも確認しましょう。
一定レベル(例えば20年以上)の期間で継続した活動があれば、信頼できる組織と言えるでしょう。
④価値観や人生観に共感出来ること(どのような思いでコーチングを広めているのか)
コーチを選ぶ時に、そのコーチの価値観、人生観に共感できるかは大きな前提条件となるでしょう。
スポーツ選手あれば、日本一を目指したり、世界一を目指すゴールを考えるでしょう。
世界に向けて活躍のフィールドを広げていくと国際大会やオリンピックで金メダル獲得をゴールにする場合も少なくありません。
ただし、勝ち負けだけにこだわるのではなく、その先に人生を通してどのようなゴールを設定していくのか、そういう話ができるコーチを見つけて行った方が良いと考えます。
最新の科学を取り入れたトレーニング方法等で各種スポーツ選手の選手寿命は長くなっている事実はありますが、現役後の人生の方が圧倒的に期間が長いのも事実だと言えるでしょう。
つまり、現役後に何をするのか、どんな人生を送りたいのかを考えながら、スポーツ選手として現役中の記録をどこまで伸ばすのかそんなコーチングセッションを受けるべきだと考えます。
以上のような意味から、コーチの価値観とか人生観というものもきちんとチェックしてみると良いと思います。
⑤エフィカシーが高いこと(常に堂々としていて自己能力の自己評価が高い)
コーチを選ぶ際に、そのコーチの知識、スキル、認定資格だけでなく、コーチ自身のエフィカシーを確認することをオススメします。
エフィカシーとは「ゴール達成における自己能力の自己評価」です。
会った時に、立ち振る舞いは堂々としているか、大きな自信を感じられるか、そこを確認しましょう。
このエフィカシーが高いコーチにコーチングを受けるとクライアントもエフィカシーが高まってきます。
コーチのエフィカシーが自然とコーチングを受けているスポーツ選手に伝わってくるのです。
コーチのエフィカシーは高ければ高いほど良いと覚えておきましょう。
⑥雰囲気が良く、強制的でないこと(人柄が良く、価値観を一方的に押し付けてこない)
コーチの知識、スキルが高く、実績も素晴らしいことが確認出来たとしても、価値観を一方的に押し付けてくるコーチには気をつけましょう。
会ってみた時の雰囲気がよく、強制的でないこと、人柄がよく、自分のことを尊重してくれるコーチを選びましょう。
スポーツに関するコーチングでは、厳しい指導が当たり前の時代はあったでしょう。
21世紀以降では、スポーツにおいて本番で高いパフォーマンスを発揮するために強制したり、個人の価値観を上から目線で否定したり、一方的に価値観を押し付けてくる指導方法は不要だと言えるでしょう。
常にリラックスし、
「練習では本番のように」
「本番では練習のように」
が本番で高いパフォーマンスを発揮する秘訣です。
選手を一方的に叱責すること、失敗したときに大きな声でダメ出しをするような指導者では選手のパフォーマンスは上がらないと覚えておいて下さい。
スポーツ選手がコーチを選ぶときは、この「強制しない」「人柄が良い」「選手を尊重する」という要素がとても重要だと言えます。
⑦自分にあったコーチを見つけること(人間性が尊敬出来ること、相性が合う)
上記のように、様々な要素をご紹介してきましたが、様々な要素、全体をみた上で、自分に合ったコーチを見つけることが大切です。
最終的には、そのコーチと会った時の印象を大切にしましょう。
人間性が尊敬出来ること、そして、なんとなく気が合う、相性が良いと感じるかどうか、自分のことを徹底的にサポートしてくれるかどうか、それは会った時の第一印象で感じたりするものです。
多少、経験が少なくても話し方や立ち振る舞い、第一印象がとても良い全ての要素を鑑みて自分自身が納得できるかどうかを確認した上でコーチを決めるのが良いでしょう。
我々が広めているコーチングについて
スポーツ選手がコーチを選ぶ際の注意ポイントを示しましたが、例えば、我々は1970年代からコーチングを広めてきたルー・タイス氏の理論体系をベースとして学んできています。
1971年に米国シアトルでルー・タイス氏は、ザ・パシフィック・インスティチュートというコーチングの会社を立ち上げています。そこからスタートしてるわけです。
2021年でなんと50周年となります。
ルーは2012年に亡くなってしまったものの、それを我々は引き継いでコーチングを広める活動を続けています。
ルーから徹底的に学んで、それをしっかり伝えていくことやってきてます。
そういった意味では約50年の歴史と実績があると言えます。
それだけの歴史がある組織による認定資格を我々は取得してると理解して頂ければ良いでしょう。
しかも、50年間毎年と言って良いほどその理論は毎年毎年、世界トップの科学者を巻き込んでコーチングの理論がブラッシュアップされてきた歴史があるのです。
世界中の科学者を巻き込んで磨きをかけてきている理論、我々はその最新のコーチングの理論でクライアントに働きかけを行っているのです。
結果として、全世界で延べ3300万人という人がこのコーチングプログラムを受講しています。
スポーツの世界で言うと、米国水泳のオリンピックヘッドコーチのマーク・シューベルト氏は、1970年代からずっとルー・タイス氏からコーチングの理論と技術を学んでそれを選手に伝えてきました。
例えば、北京オリンピックでは、マイケルフェルプスが1大会で8個の金メダルを取得しました。
歴代オリンピック選手の中でNo.1の金メダル23個を取得したこのマイケルフェルプスは10代の頃からこのコーチング理論を学び実践したきました。
その他、アメフト、ゴルフ、アイスホッケーなど様々なスポーツでこのコーチング理論が活用されてきました。
日本国内においても、守秘義務契約の関係で全てを公開することは出来ませんが、サッカー、プロ野球をはじめ日本代表選手、トップアスリート、オリンピック選手へ、コーチングを導入することで大きな結果が出ています。
中学、高校、大学のスポーツの部活へも導入を進めています。
過去の実績も素晴らしいですが、我々は、未来に向けたこのコーチングをより幅広い層に届けていく活動を続けています。
最終的には、自分に合ったコーチを見つけて頂きたいと思いますが、このコーチングに興味がありましたら、ぜひお声がけいただければと思います。
スポーツ選手がコーチングを受けてどのような効果が出たのか(事例)
最後に、スポーツ選手がコーチングを受けるとどんな良い変化が起きるのかを事例を交えてお伝えします。
まずは、全てのケースで言えることは、即効性が非常に高いということです。
短期間に、数日で良い結果が出るケースがほとんどです。
マインドの使い方を学ぶとその日から変化を体感出来ます。
マインドの中の変化は一瞬です。
✅ 現状の外側のゴール設定
✅ スコトーマ(心理的盲点)
✅ コンフォートゾーン
✅ エフィカシーの概念
✅ セルフトークのコントロール
✅ アファメーション
これだけではないですが、この基本を学び、実践方法を伝えると一瞬にして変化が起きます。
2回目、3回目のセッションでは本番で高いパフォーマンスを発揮するポイントが体感出来るようになります。
例えば、Jリーグのあるクラブから呼ばれた時は、若手選手7人ぐらいにコーチングの講義と個別セッションしたところ、一人の選手が、1ヶ月後にMVPを取得しました。
正式には「マン・オブ・ザマッチ」ですが、Jリーグの公式試合で二十二人の選手の中で最も高いパフォーマンスを出したということで表彰されました。
コーチングを受ける前までは実力はあると言われている選手が本番で結果出せなかったのですが、一気に才能が開花した印象でした。
また、もう一人の選手は、公式戦では、ベンチ(サブ)に入れなかったのですが、コーチングを受けて1ヶ月後ぐらいにいきなりスタメンで公式戦に出場しました。現在は、不動のスタメンです。
若手の選手が、プロの壁にぶつかって超えられない状況の中で、プロ1年目で、いきなり公式戦でスタメンを獲得しました。ゴール設定を見直し、エフィカシーを徹底的に高めることで自分自身の能力が引き出された良い例だと思います。
これくらいのことが普通に起きます。
他の競技でも例外なく変化は起きます。
スポーツの勝負の現場で本番で高いパフォーマンスを出すというマインドを作っていくということです。
トップ選手は技術は高いですが、本番で結果を出すか出さないかの紙一重のところでこのコーチングが効くというのが選手の近くで見ていて感じることです。
是非コーチングを受けてみたい、というスポーツ選手がいれば、また、スポーツ選手への指導者で希望者がいましたらこのコーチング理論を導入して頂きたいと思います。
スポーツ選手、そして指導者にも是非学んでいただきたい内容ですので、まずは学んでみるということ、その上で理論を使うか使わないかはそれぞれの判断で良いと思います。
自分自身も10年以上、プロのコーチとして活動してきている中、オリンピック選手や日本代表選手を含むプロサッカー選手、プロ野球選手、陸上選手、水泳選手、ボクシングなどの格闘技選手などへのコーチングを行なってきています。
現在進行形でスポーツ選手へのコーチングを行なっているのでノウハウはどんどん蓄積されてきてると感じます。
興味のある方は、お問い合わせ下さい。